ビットコイン(BTC)は木曜のウォール街オープン後、日中高値をつけた。背景にあったのは、イラン和平への新たな期待を受けた米株の反発である。
トランプ氏がイランとの「取引」を示唆 暗号資産と株が上昇
トレーディングビューのデータによれば、BTC/USDは6万3000ドル、約1021万円を再び上回り、1日で約1.5%上昇した。
米株は全面高となり、水曜日の下落分を打ち消す展開となった。ドナルド・トランプ米大統領がイラン和平合意について「終わった」と述べたことで市場に重苦しい空気が広がっていたが、その後、流れは一変した。
トランプ氏はその後、トレーディング情報アカウントのザ・コベイシ・レターなどが引用した発言の中で、こう述べた。
「彼らは少し前に電話してきた。どうしても取引をしたがっている」
この一言で、暗号資産市場にも安堵感が広がった。コイングラスのデータによれば、24時間のショート清算額は1億ドル、約162億円近くまで膨らんだ。
足元のビットコイン価格について、トレーダーのキラは「まったく弱気ではない」との見方を示した。
キラはXへの投稿で、今後数カ月は荒い値動き、いわゆるチョッピーなプライスアクションが続くとみている。そのうえで、ショートを仕掛ける可能性のある水準として6万8000ドル、約1102万円を意識しているとした。
別のトレーダー、ジェルも、強気派がまだ踏ん張っているとみている。サポート水準の回復はなお可能だという。
ジェルはXのフォロワーに向けてこう述べた。
「強気派は、まだ奪還を諦めていないように見える」
そのうえで、こう続けた。
「再び上に戻せば、6万5000〜7万ドル、約1053万〜1134万円を目指す展開になりやすい。反落すれば、BTCは6万ドル、約972万円割れが再び視野に入る」
ビットコイン価格、日足終値で6万4700ドルが必要
さらにトレーダーのダーン・クリプト・トレーズは、日足終値で6万4700ドル、約1048万円を超えられるかどうかを重視している。
関連記事では、ビットコインETFが「最も圧倒的」とされた27億ドル、約4374億円規模の売り越しを終えた一方、新たに8500万ドル、約138億円の純流出が発生したことも伝えられている。
ダーン・クリプト・トレーズは、最新のX分析でこう述べた。
「BTCは6万1300〜6万4700ドル、約993万〜1048万円のレンジで推移している。昨日のリスクオフによる売り浴びせのあと、今朝はそこから這い上がってきた」
さらに、こう分析している。
「日足終値で6万4700ドルを上回れば、話は変わる。市場全体でより大きなリリーフラリーにつながるだろう。一方、6万1300ドルを下回って引ければ、再び安値を試す道が開け、勢いは失われる」
コインテレグラフが報じてきたように、弱気相場の底打ちがすでに完了したのかをめぐっては、なお意見が割れている。
今週の分析では、いま「教科書通り」の底打ち形成が進行中だとする見方が出た一方で、ビットコインの価格サイクル比較では、より深いマクロ的な底値が必要だとする声もなお残っている。


